※ゲス注意報発令※
・原作のキャラのイメージを大切にしたい方
・黒松本にご理解の無い方
以上のいずれかに当てはまる方は、読まれない事をオススメします。
また、番外編「Dengerous Zone」を先に読まれることをオススメします。
今日の遠征は埼玉だった。
啓介さんの相手は、同じFDで女のドライバーだった。
啓介さんの派手な黄色いのに見慣れているせいか、黒いのは何だかFDらしくないなと思った。
それを涼介さんの膝の上に座らされた時に言うと、頭の上で涼介さんがクスクス笑った。
そして啓介さんのFDと相手のFDの性能の違いなんかを色々説明されたんだけど、俺にはまったくチンプンカンプンだった。
何も言わなかったけど、俺の顔には、はっきりと「わかりません」と出ていたみたいだった。
「少しずつ覚えていこうな。車のことも。…こっちの方も」
そして俺のお尻をぎゅっと握った。
こっちってどっちだろう?と、俺がお尻を握られながらきょろきょろと辺りを見回していると、松本さんと目が合った。
松本さんがニヤリと俺の目を見ながら笑った。
こっち、は松本さんのことなのだろうか?
確かに松本さんはナゾの人だ。
なので俺は頷いた。
「はい、俺、色々いっぱい知りたいです」
そう言うと、涼介さんは俺にベロチューをかました。涎がいっぱい溢れて、シャツが濡れてしまった。
涼介さんの手が、濡れてしまった俺のシャツの下に潜り込んできた瞬間、俺はちょっとだけ困った。次は俺のバトルなのに、こんな事をされたらバトルしたくなくなるからだ。
でも危ないところで松本さんが止めてくれた。
「涼介さん。その辺にしとかないと収まりが付かなくなりますよ。それに、…いいんですか?他の奴等に藤原のそんな表情を見せて」
表情?どんな表情だろう?
そしてぐるりと周囲を見回すと、Dの人たちは真っ青な顔色でそっぽを向いているし、埼玉のチームの人たちは口をあんぐりと開けて、真っ赤な顔になっていた。
涼介さんは、そんな周囲を見て、しぶしぶと言った感じで俺を膝から下ろした。ちょっとだけ寂しいなと思ったので、涼介さんが俺から体を離した瞬間に、俺は自分から涼介さんの首に飛びついてほっぺたにキスをした。
滅多に見れない涼介さんの硬直顔が見れた。
そして、
「終わったら、続き…してくださいね」
と言うと、涼介さんの顔が溶けた。ものすごくエロい顔で微笑んで、
「あまり俺を煽るなよ、必死に我慢してるんだからな」
と言った。
涼介さんは我慢させると、その反動か、後が凄い。
俺はとても楽しみだな、と思って、さっさとバトルを終わらせようと気合を入れた。
そして啓介さんのバトルも終了して、俺のもさっさと終わって、撤収と言うときに、前に会ったことのある渉さんがやって来た。
「久しぶりだな」
と俺の肩を抱こうとした瞬間、涼介さんがその手を掴んで握手をしてしまった。
「初めまして、高橋涼介だ」
何だか熱のこもった声で、渉さんに挨拶をする涼介さんを後ろで見ることしか出来なかった。涼介さんの表情は見えなかったけど、俺の前に立ちはだかって渉さんと仲良くしようとする涼介さんに俺は不安になった。
Hはしてるけど、俺たちの関係はしょせんセフレだ。涼介さんに本命が出来たらあっさり振られてしまうだろう。
もしかして涼介さんの本命は渉さんなのかな、と恐くなってしまった。
けれど、渉さんがそんな俺と涼介さんを見ながら、
「安心しろよ、取らないから」
と言った。
どうやら涼介さんは渉さんのタイプじゃなかったみたいだ。
そして渉さんの言葉を聞いた瞬間、涼介さんの熱が消えた。ちょっと気落ちした雰囲気に、涼介さんが振られてかわいそうだなと思ったけど、取られる心配が無くなって俺は嬉しく思った。
涼介さんの背中にひっついて、顔をニヤつかせていると渉さんの後ろにいたメガネの人にクスリと笑われてしまった。
誰だろう?と思っていると、そう言えば俺とバトルした人だなと気が付いた。
そして渉さんがメガネの人を従兄弟で延彦さんと言うのだと紹介した。
渉さんとこの延彦さんも、涼介さんと啓介さんみたいに、血は繋がっているのに雰囲気が正反対なんだなと面白く思った。
俺が延彦さんたちを観察していると、延彦さんが涼介さんに、親睦を込めて温泉に行こうと誘ってき始めた。
涼介さんは渋い顔をしていたけど、啓介さんが喜んで、
「アニキ、行こうぜ」
ともう行く気でいた。
それでも涼介さんは渋ったままだったけど、そしたら延彦さんがこう言った。
「安心してくれ。個室も特別に用意した」
「行く」
涼介さんの鶴の一声で温泉行きが決定した。
俺はHする時間がなくなったなと思って悲しかった。けど涼介さんがこっそり、俺の耳元に囁いた。
「……温泉の湯の中で、薄く色付いたお前の肌に吸い付いて、怒張した×××をお前のその熱い×××の中に埋め込みたい」
涼介さんは、どうやらヤル気満々みたいだった。
俺は嬉しくなったけど、みんなのいる前でするつもりなのかなと思うと困った。
けど不思議なことに、それを考えただけで体が熱くなった。
こういうのが「モえる」ってシチュエーションなのかなと思った。
温泉宿に付いたら、真っ直ぐに俺は大浴場に行った。
そしたら涼介さんが、
「待て、拓海!そっちじゃない!」
と言っていたけど、松本さんも史裕さんも啓介さんも同じ方向に向かっていた。間違っているのはきっと涼介さんだろうなと思って、俺は涼介さんの手を引いて案内してあげた。
「おっきなお風呂、楽しみですね」
そう言うと、涼介さんは渋々と頷いた。プライドの高い人だから、自分から間違えたとか言えないんだ。そんな涼介さんを可愛いなと思った。
そして脱衣所に付いて、みんな脱ぎだしたのだけど、涼介さんが脱いだ瞬間、みんなびっくりした顔で涼介さんを凝視した。
どうしたんだろう?と不思議に思っていると、どうやらみんな、涼介さんのパンツを見て驚いているらしかった。
何か変なのだろうか?
確かに、股間は半勃ちになってるものな。
それを堂々と晒されたら、やはり普通は驚くものだよな。俺は見慣れたからあまり思わないけれど。
でもみんなが驚いていたのは涼介さんの半勃ちだけじゃなかった。
「…アニキ…そのパンツ……」
啓介さんが涼介さんのパンツを指差した。
ちなみに啓介さんのパンツは普通のブランドのボクサーパンツだ。色は黄色かと思ったらグレイだった。意外とつまらないんだなと思った
「俺のパンツがどうかしたか?」
そして涼介さんのパンツは黄色。と言うか豹柄。しかも股間にぴったりフィットするビキニパンツだ。
「…どうか、って…豹柄…?」
「豹柄は変か?」
「涼介さん、豹柄似合いますよね」
俺がそう言うと、みんなびっくりした顔で今度は俺を見た。
「前、涼介さん全部白でしたもんね。今のほうが色がいっぱいあって俺は好きですよ」
「ありがとう、拓海」
涼介さんが俺の耳の裏にキスをした。唇にするよりも、そこにする方がエロい気がするのは、俺の気のせいじゃないと思う。
何だか脱衣所の空気がどんよりしてきたような気がした。そして曇り空だった雰囲気は、俺が脱いだ途端に雨模様に変わった。
「お、おまっ!!ぱ、ぱぱぱぱパンツは?!!」
啓介さんが叫んだ。
俺はさすがに恥ずかしくなって前を隠した。
俺はパンツを履いていない。理由は…。
「…俺の趣味だ」
涼介さんがむき出しの俺の尻をツルリと撫でた。
そうなのだ。
涼介さんが前に「いつでも出来るように、パンツは脱いでいなさい」と言ったのだ。
セフレの俺としては、そんな涼介さんの言う事を聞かないと、飽きられるかも知れない。それからずっと俺はノーパンだ。
シクシク泣くみんなを無視して、お風呂に早速入ろうとすると、
「…遅れましたか」
と松本さんが入ってきた。
俺はその瞬間に足を止めてしまった。
なぜなら松本さんはナゾの男だ。
俺は松本さんが、どんなパンツを履いているのか、知りたいと思ったのだ。
そして松本さんと一緒に後ろからケンタさんも付いている、ケンタさんはなぜか青い顔をしていた。
松本さんが、バッと服を脱いだ。現れた上腕二等筋と洗濯板のような腹筋に、俺は驚いてしまった。凄い体だ。やはり松本さんはナゾの男だ。
そして松本さんは服も脱がないで、落ち着かないふうにキョロキョロとするケンタさんを振り返って言った。
「…ほら。中村。脱がないのか?」
松本さんはいつもあまり表情が変わらない。なのにケンタさんに向ける顔は甘いと思う。
俺はそれだけケンタさんのことを好きなんだなと思うと、とても切なくなってしまった。
松本さんに言われて、ケンタさんが脱ぎ始めた。
上半身は普通だ。
けれどジーパンを脱いだ瞬間に、雨だった雰囲気が一転、雷雨轟く嵐になった。
ケンタさんは完勃ちだった。
けれど問題はそこじゃなくて、ケンタさんのパンツにあった。
ケンタさんのパンツは普通ではなかった。
俺の記憶が正しければ、あれは女物のヒラヒラのレースのパンツだ。
ケンタさん、啓介さんを誘惑するために、そこまでしたのかと思うと、俺はケンタさんを尊敬してしまった。
そしてケンタさんの凄いのはそれだけじゃなかった。
パンツを脱いだケンタさんのお尻の狭間から、ぶらんと細長いコードのようなものが見えたからだ。
俺はそれに見覚えがあった。
先週、涼介さんに入れられてしまったものと同じものだったからだ。
あれはクルんだよなぁ…。ケンタさん、よく我慢できるよな。
でもケンタさんの捨て身の誘惑は啓介さんに伝わらなかったようだ。啓介さんはパンツ一枚で、脱衣所の隅っこで蹲って泣いていた。
そこまでケンタさんにさせてるんだから、しっかり答えてあげればいいのにと俺は思った。啓介さんは意外と意気地がないらしい。
そんな啓介さんに比べて松本さんは男前だった。
松本さんがズボンを脱いだ。その瞬間、俺は思わず「あっ!」と叫んでしまった。
テレビの中でしかお目にかかれないものが見えたからだ。
松本さんは、褌を締めていた。
真っ白なやつで、赤いのみたいに前が垂れ下がっていない、しっかりと股間を包み込んだタイプのやつだ。
松本さんはみんなが絶句する中で、シュルシュルと褌を脱ぎ、そしてマッパな状態で堂々と体を晒してケンタさんに手を差し出した。
「ほら、おいで」
ケンタさんがフラフラと松本さんに吸い込まれるように近寄っていく。
啓介さんと松本さんのバトル。どうやら松本さんの圧勝のようだ。
そして二人は大浴場へ消えて行った。
その後、大浴場へ入ろうとする人はおらず、みんな泣きながらまた服を身に付け風呂場を後にした。
俺と涼介さんもお風呂場から出て行った。
けれど、
「拓海、こっちだ」
と手を引かれ、案内されたのは家族風呂のスペースだった。
そこで思う存分、涼介さんが囁いた通りのことをした。とても満足した。
けれどちょっとだけ、みんなの前でするんじゃなかったのが残念だなと思った。
その後、大浴場から気を失ったケンタさんと、温泉でツヤツヤになった松本さん。
そしてなぜか上気した顔の渉さんと、延彦さんが一緒に出てきた。
「四人で一緒に入ったんですか?」
と俺が聞くと、松本さんが笑った。
「いや、さすがに四人は無理だったな」
と答えた。
「でも二人は入れたよ。あと、並んで入ることもね」
やはり松本さんはナゾの人だ。
涼介さんに、松本さんの言葉の意味を聞くと、涼介さんはとても渋い顔になった。
「俺は拓海に他の奴なんて入れさせないからな。見せることすら不愉快なのに」
と怒っていた。
まだまだ俺にはわからないことがいっぱいだ。
少しずつ涼介さんに教わっていかなければなと思った。
2006.6.7
Nさんとの会話から生まれた一品。
松本氏の褌。アニキの豹柄はNさんのご提案ですよ。
ちなみに秋山二人の関係。そしてお風呂場での四人の関係図はご想像にお任せします。
付け加える必要もないと思いますが、もちろんケンタさんのあれは自発的なものではありませんよ。
そして啓介狙いでも無い、と…。
今回ケンタが哀れだったかも…。彼の幸せはとても分かりにくい形になるかもですね。黒いなぁ…。